銀座フロッタージュ計画
GINZA Frottage Plan 2007
71works/color pencil on paper , wood
中華三原のカウンター
銀座のど真ん中で昭和の香り漂う路地。その雰囲気そのままの店内と味と店の方々。ここだけ時間が止まっているかのよう。ご主人と奥さんの料理のやりとりのかたち。2007.6.11/285×195mm
INAXギャラリー展示の跡 (1)
9階にあるギャラリーが工事に入る前にお邪魔した。直前の展覧会は ギャラリー空間そのものを「大地の芸術祭」の空家プロジェクトと重ねるという展示。空家プロジェクトに参加した私が、それをさらに作品の一つとした。2007.1.23/285×220mm
煉瓦亭の煉瓦
建物は1964年に建てられたそうだが、内装には一部震災を免れた煉瓦が使用されているという。明治の創業を引き継ぐ煉瓦は、同時に銀座の煉瓦街の証でもある。2007.4.19/350×245mm
タイガー食堂の床
昭和39年から店構えやメニュー、店内のテーブルやいすもなに一つ変わっていない変わっていないという。この銀座にあって変わらない、あえて変えないということは尊いことだと思う。それは銀座や自分が変化していることに気づかせてくれるから。2007.4.20/405×285mm
伊東屋の踏み台
7階画材売り場にあった踏み台は、20数年前の売り場担当者の手作りだそう。現在もその方は顧問として毎日このフロアが気になるという。店内の様子は変わってもお客さんに対する気持ちが見える箱にホッとする。2007.5.16/245×405mm
渡邊木版の版木(赤富士)
版木をまさか提供していただけるとは思わなかった。美術に対する懐の深さを感じる。摺り師は見本に倣い版を擦る。自分は版木についた摺り師と彫り師の痕跡を倣って写しとる。2007.5.24/250×175mm
空也の勘定台
創業明治17年のこの老舗和菓子店には和菓子は見当たらない。事前に予約された数だけを当日この勘定台を通して受け渡すだけである。だからこそこの木目には年輪以上のものが刻まれている。2007.7.12/285×195mm
銀座風月堂の脚立
売り場にある2段の脚立。店員が菓子箱を出し入れする際に必ず利用する。この踏み板に毎日の作業が刻まれている。非常に愛しいたたずまい。2007.5.17/350×245mm
奥野ビルの床
この床には驚いた。まるで原っぱにできるわだちのように人の歩行が厚い軌跡の層となってコンクリートを削っていった尊いかたち。隠れていた地肌がむき出しになりこのビルを支える歴史を物語る。2007.6.2-3/350×500mm
銀座松坂屋・納品口の台
店には商品を扱う華やかな売り場とホッとできる素のような舞台裏がある。ここには銀座の百貨店としての激しい営みの歴史を感じさせる物質の変化による素の表情があちこちに潜んでいた。2007.6.7/220×285mm
歌舞伎座の舞台裏(地下花道)
舞台花道のちょうど真下にあたるせりような装置のあるところ。舞台上の華麗な様子とは違う修羅場の光景が目に浮かぶ。そんなつかの間の空気のなか作業。2007.7.3/205×250mm
竹葉亭の看板
店構えは新しくなっても老舗らしく古いものを大切に使っている。大きなうなぎの文字が美味しそうな看板。銀座の風雨にさらされ、多くの傷も勲章のよう。2007.7.17/245×350mm
銀座ライオンのタイル(2)
紅色の窯変タイル。このビアホールが銀座に変わらずあり、そして貴重な歴史ある空間に自分の表現を重ねられたことを誇りに思う。2007.7.5/250×205mm


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