2005年冬、想像を遥かに超えて恐怖さえ感じるほどの妻有の雪に出会った。そしてその厳しい冬に少しでも希望を持つことができ、新緑の記憶が呼び覚まされ、皆が集えるような場所をつくることが、このプロジェクトのきっかけだった。
その冬、集落の方々と実際の葉を色鉛筆によって紙に写し取り、みどりの葉が1枚1枚生み出されていった。春になって、プロジェクトは松代の各施設に拡大し、壁を埋められるだけの葉っぱが着実に増えていった。
そして会期が始まってからもなお、会場に足を運んでくれた人たちによって葉っぱを天井にまで伸ばしていく継続型作品としてプロジェクトは進行していき、その後も絶えず葉を循環させ、部屋の葉を更新させていった。